セブン&アイ、純利益2.3倍=ヨーカ堂店舗売却で―25年3~5月期
2025/07/10 17:45配信【時事通信社】
セブン&アイ・ホールディングスが10日発表した2025年3~5月期連結決算は、純利益が前年同期比約2.3倍の490億円だった。前年同期に計上していた通販大手ニッセンホールディングスの株式売却に伴う損失の影響がなくなったほか、イトーヨーカ堂の店舗資産売却益も追い風となった。 売上高に当たる営業収益は、1.6%増の2兆7773億円で、3~5月期として過去最高を更新した。本業のもうけを示す営業利益は9.7%増の650億円だった。 スーパーストア事業は、ヨーカ堂の不採算店舗閉鎖に伴うコスト負担がなくなったことから増益となった。主力のコンビニ事業は、海外がプライベートブランド(PB)の拡充や人件費抑制の効果が出て、増益に。一方、国内は店内調理設備の導入コストが膨らみ減益だった。 [時事通信社]