【パリ時事】欧州航空宇宙大手エアバスなど３社は２３日、衛星・宇宙事業を統合し、新会社を設立すると発表した。米実業家イーロン・マスク氏率いるスペースＸ社の衛星通信サービス「スターリンク」に対抗するのが狙いだ。　エアバス、イタリア防衛大手レオナルド、フランス同業タレスが覚書を交わした。３社のトップは合意について「欧州宇宙産業にとって画期的」と強調。「才能、専門知識、研究開発能力を結集して成長を生み出す」と訴えた。　新会社は３社が株式を３０％強ずつ保有。規制当局が統合を承認すれば、２０２７年に事業を始める。年間売上高は推定６５億ユーロ（約１兆１５００億円）規模。従業員は約２万５０００人。