前FRB理事、規則違反か=在職中に個別株取引

2025/11/16 16:25配信【時事通信社】

 【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のクグラー前理事が在職中、個別株の取引を禁止したFRBの規則に違反していた可能性があることが15日、明らかになった。政府倫理局が同日公表した報告書によると、金融政策を決定する連邦公開市場委員会(FOMC)の前後に個別株を売買していた。 クグラー氏は2023年、バイデン前大統領の指名を受けて理事に就任。今年8月、26年1月までの任期を前に突如辞任した。空席となったクグラー氏のポストには、大統領経済諮問委員会(CEA)委員長のミラン氏が就いた。辞任の理由は明らかになっていない。 報告書によると、24年3月と4月、FOMCの前日や数日前などに個別株を売買していた。FRB当局者や配偶者らによる個別株の売買は原則禁止されているが、クグラー氏は「自身が知らないうちに配偶者が取引を行っており、規則や方針に違反する意図はなかった」と主張している。 


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